2013年2月19日

PATOROLより今シーズンの水野の沢プログラム終了のお知らせ

Niseko Village  PATROL 一同よりお知らせがあります。
先日、2月14日にお送りした、 
『PATROLより水野の沢について・・・。』 編でも
現在の水野の沢の状況と我々PATROLの想いをお伝え致しましたが。
今シーズンの『水野の沢 深雪滑走安全教育プログラム』を
終了させていただく事をお知らせさせていただきます。
一番の理由としては、やはり・・・。


今シーズンの降雪や積雪、気温などなど様々な要因により
転落の危険性の高い雪面の亀裂(クレバス、クラック)があまりにも多いということ。

そして新たな降雪により、その多くの雪面の亀裂(クレバス、クラック)が隠れてしまい、
転落する危険性の高い箇所が多数あり。

そして毎日、水野の沢に入っている我々PATROLも、
これからも天候により多数新たに増えるであろう雪面の亀裂(クレバス、クラック)の
すべてを把握できない状況にあるという事です。

我々PATROLが毎朝、水野の沢のアタック(アバランチコントロール)
を始めて9年、そしてその中で、
 『水野の沢 深雪滑走安全教育プログラム』を開始してから4年。

様々なシーズンがありましたが、今シーズンほどの雪面の亀裂(クレバス、クラック)
の発生の早さや多さは例がなく。


いままでの様々な調査、記録、検証 検討を繰り返した中、様々な現状を鑑み、
今シーズンの『水野の沢 深雪滑走安全教育プログラム』を終了
という決断を下した事を我々PATROLよりお伝え致します。

もちろん、 今シーズンは終了を決定させていただきましたが、
我々PATROLはこの経験を生かし、そして来シーズンはもちろん、
『水野の沢 深雪滑走安全教育プログラム』は開催予定ですし
このニセコエリアを楽しみにして来訪してくださる滑走者の
自由、楽しみ、そして安全を我々PATROL一丸となり
守っていきたいと誓い、一致団結しております。


水野の沢に限らず、このニセコエリアのゲレンデ外滑走もそうですが、
ゲレンデ内でも、我々PATROLからのサインでもある、
看板等の規制設置物を無視しての滑走は、よい子のキッズ達や初心者などの
滑走者がマネをしてしまい事故やケガの原因となります。

そしてそういった看板等の規制設置物を無視しての滑走による事故やケガの増加は、
我々PATROLが行いたくない、規制設置物の増加、という事となり、
その上、今までの滑走範囲も狭くなり、美しさも楽しさもない山、
そして美しさも楽しさもないゲレンデとなってしまう可能性をはらんでいるのです。

もちろん、そうならないよう 我々PATROLも最大限の尽力を注ぎますが、
やはりニセコエリアに限らず、雪を愛するすべての滑走者みなさんの
ご意見やご協力が、我々PATROLのパワーとなるのです。


こよなくこの冬と、この雪を愛してやまないすべての滑走者のみなさん!!!

ルール、マナー を守り、紳士、淑女な、粋で魅力的で情熱的な熱い滑りで
初心者やキッズ達のあこがれの的となる滑走者を目指しましょう!!!

今回もだいぶ長文となってしまった事をお詫びするとともに、
この文章を最後までお読みいただいた事を我々PATROL一同感謝しております。

Niseko Village    PATROL GINGAMAN